無題

いま某社と進めている企画の会議のあとに 
プロデューサーたちと会食 

そのプロデューサーさんがFacebookでのせていたので自分も行きたいといったら 
連れてくれていってくれたお店がここ、「miniyon sakanoue」 

ダッチオーブンを使った料理と、気軽に飲めるワインをウリにしているお店。 



とりあえずシャンパンで乾杯のあとは 
銘柄など覚えていないけど、白、赤、赤と三本くらいボトル開けたと思う。 
とはいえそんな高いワインではなく一本あたり３０００～４０００円前後。 



お料理も、前菜盛りあわせから燻製やオーブン料理などが並ぶ感じ。 
野菜がとにかく美味しくて、夏のビタミン補給ができた感じに。 

平日ということもあり、それほど混んでなかったのと 
大声で騒ぐ学生なんかがこれない程度には敷居が高いので 
落ち着いた大人の空間で、仕事の打ち合わせにもいいかなぁとかリストに加えておきました。 
もちろん、ごちそうになれるときに限りますが。 
（うちの会社では余程のことがない限り弊社ピザ屋かお安い店限定が決まりですから） 

RONCE

「ronce」と書いて「ロンス」と読む。 

ブラックベリーのフランス語のことらしい。 

そんな名前を持つ猫が我が家にはいる。 
2005年8月19日生まれの今日で七歳になったメス猫だ。 
名前をつけたのは嫁である。 
この家において、自分にそんな決定権は存在しない。 

元は知り合いのアニメーターさんの家で生まれた雑種のうちの一匹で 
売れ残った二匹のうちの片方だった。 

自分が4クールも続けなくてはならないテレビアニメの初監督作品を 
任された夏である。 
そんな大変なときにこいつはやってきたのだ。 

抱かれるのを嫌がるが、傍にいたがって体を寄せてくる 
甘え下手なメス猫で、 
2006年1月に子宮摘出の避妊手術を受けさせている。 


そのせいか、どこか子供っぽさの抜けないまま 
家の中で七年間を過ごし、この歳になっていった。 

自分はこの七年間で体重が増え、白髪も増えた。 
子供のいない家庭だからこそ 
子供の代わりのようなものでもあった。 

特に大きな病気もせず、事件といえばベランダから落ちたことが二階くらい。 
一度目は一晩ほど見つからず、どこに行ったのかと思えば 
リビング裏のクーラーの室外機の横で小さく丸まって鳴いていたのを発見した。 
二度目はベランダに届かんばかりの大きさのコニファーの葉に 
しがみついているのを目撃したので正直、笑うしかなかった。 


ほんとうに気がつけば七年である。 


とりあえず猫は七歳から老猫の領域に入る。 
餌も気を使わなくてはならない。 
とはいえ、ほんとに病気しない猫なので今のところ健康で 
年に一度の（最近はサボり気味ではあるが）健康診断につれていくと 
３キロちょっとしかないせいか痩せ過ぎを指摘されるぐらいで 
至って健康。 

ただ今は夏のためか一日涼しいところを探して床に転がっているのが常。 
涼しくなったら少しは遊んでやらないと。 

走ったり跳んだりは今のうちだけなのだから。 

それは自分も同じことだけれど……。 


こいつとは明日から、また新しい一年がはじまる。 
餌をやって毛を梳いてトイレ掃除して一緒に寝る。 
昨日と変わらない新しい明日が。 
七年間、ほとんど変わってない、毎日が明日もやってくる。 


＊写真の説明：ドアップは今日とったもの。 

＊ひいた写真は２００６年１月、避妊手術から戻ったばかりの頃のもの。 

＊器の写真は七年愛用の餌皿。いろいろやってきたな……ほとんどカリカリだけど。 

身近なこと

ふと思った。 

最近の韓国と日本の状況みてて、 
「国」って枠で物事を考えられるほど、俺はすごいやつなのかって。 

俺にできることは隣にいる人間や、 
会ったことのある人間をわかろうとするのが限界で 
それ以上のことなんて、自分で感じた情報じゃないから考えることすら意味ないんじゃないかって。 
想像で考えることはできても、想像の域をでないっていうか。 

あの国の人間は～とか枠にはめて言うのは簡単だけど、それは俺が見てきたものなのか、と。 

俺が知ってるのはそれらの国々のごく一部の人間だけだ。 
彼らのことならば、なんとなくわかる。 
彼はこんなことを考える。こんなものが嫌いであんなことが好きで。 
でもよくよく話すとその考えが間違いだったりすることにも気づいたりする。 

人間は考え、想像することで、創造することに辿り着き進化してきた。 
目は前にしか向いていないから、体をちゃんと向けてやらないとそっち側のことは見えない。 



目の前にいる猫のことだって、ご飯食べたい、遊んでよ、くらいしかわからない。 
一緒に住んでる奥さんのことだって、想像しうる考えがいくつ当たってるのかわからない。 
だから自分の言葉でぶつけて理解するしかない。 

たぶんこれからもそうすることしかできない。 

「枠」って言葉は簡単に物事をくくれる半面、そこにある本当の答えを見逃すことになりかねない。 


隣の国のおっさんがなに言ってるのか知らないけど、 
俺は同じ日本人である野田総理のことだってよくわかっていない。 
自分の住んでる市長のことすら知らないというのに。 

大きな物語を作っていても 
結局、書いているのはそこにいる人間たちのことで 
主人公とその隣にいる人間の人間関係のことに終着点があるように。 

とりあえず話そう。 
そして理解しよう。 
なんでも、それからだ。 

熱風

ジブリの小冊子の話じゃないよ。 

今日は久しぶりに猛暑を感じた一日。 
昼に買い物に出ると、路面をふく風が熱を帯びてぶつかってくる。 

ドラクエの、毒沼を歩いてHPが減ってく音が聞こえた瞬間……。 

洒落抜きで立っているだけで体力が減ってくのが実感できる暑さ。 
お年寄りとか子供とかたまらんだろうな。 
とか言ってる傍から、子供が走り抜けていくし。 
……やつらの回復力は大人の比じゃないのを忘れていた。 

そしてこの直射日光が齎す悲劇。 
それは頭頂部にある。 
実は紫外線は毛根の敵であり、脱毛を促進するとネットでみかけちゃったものだから 
毛の長さが１ｍｍくらいしかない自分は地肌を露出しているようなもの。 
帽子がなければ 
「禿げろ！」 
と言われているようなものである。 
（「もののけ姫」は「生きろ」でしたね） 

帽子は常にかぶっている。 
でも暑いと脱いじゃうんだよね。 
汗出るから。 
禿げるか、汗るか――。 

熱風吹き付ける中、俺の中でも熱い葛藤を秘めていることをお伝えしておきたい。 
けして太っているから蓄熱量が多いんじゃないってことを！ 

発掘

冷蔵庫の中で、辛味調味料の瓶が倒れ中身が漏れていたので

棚を外して掃除。

 

その際に見つかったのは、2005年と書かれたハンドメイドのブルーベリージャム。

開けてみたら、変色なし、カビも生えていないけど、甘い匂いは全然しない……。

 

更に謎の鯛味噌、バジルペースト、アンチョビ……これってばハロウィンのピザパーティをしたときのやつだから、何年前のだ？

 

コーレーグスも確か最後に沖縄にいったのは2006年だから、そのときのやつだよな……。

 

ラー油も2009年とか書いてあるし。

 

ついでに気になってストッカーも開けてみた。

カップスープ類は比較的新しいものの、

この「舞茸とあさりのクリームチーズ」というパスタソースは2008年物、

フリーズドライのおしるこは2009年。こっちはアルミ包装だし、まだまだいけるか……。

お茶漬けとかその他諸々、もう数字観るのが怖いものがいっぱいあるな……。

 

 

なんか独り暮らしのときよりも、こういうのが出るのは

自分が家庭のことは奥さんに頼っちゃってるからなのだろうなぁ。

 

とりあえず自分の甘さを正そう……。