
こんな山、登ってきました。
場所は神奈川県相模原市にある津久井湖のそば、城山です。
標高およそ370mほどの低い山なんですが、正直、あなどってました。
いや、道中、どうみても60過ぎたおじいさんが登山杖を片手に軽々すれ違う姿を見たんでけして険しい山というわけじゃないんですが、普段から運動しない我々にとって舗装されてない道というだけでかなりの負担。
さらに傾斜。
一応、コースマップによれば、ラクラクコースなるものを選んだつもりなんですが、道の幅が30センチはザラ。
片側は急斜面。
すべったら滑落決定。
そんな長さで延々と続いているのです。
まあ、歩きなれた方々であればちょっとしたウォーキングコースとかトレッキングコースなんでしょうが。
途中、米軍人らしい人も走ってすれ違っていきましたよ。
まあ、でもただ歩くだけなら「あー、疲れた」で終わりなんですが、途中、ラクラクコースとかある中でも険しいコースという道をとらないと目的の場所にたどり着けないことに気づきまして、それを歩いたんです。
男坂、と名づけられておりました。
この国では古くから、坂によく男坂、女坂などと比較対照する名称をつける傾向があり、主に楽な方に女坂、険しい方に男坂とつけてるわけですが、今回はこの男坂です。
で、更に車坂とも別名をもっているようで、車のように転げ落ちる、というところから来ているとかいないとか。
でも、登りました。
登らないと取材で見たい場所にたどり着けないから。
目黒の坂で鍛えられた我々でも、未舗装の急勾配は足にきます。
更に、心臓もバクバクと、これまでにないほどに体中に血を巡らせている感じ。
途中、休み休み、たまに命の水を飲みながら坂を制覇。
登った~と思ったら、いい塩梅にベンチが置かれておりました。
なんだか見透かされてる気分です。
ところがここで自分の体に異常が。
目の前がフェードアウトしていきます。
あ、貧血。
やばいと思ってつい立ち上がったら更に立ちくらみ。
あー、倒れる。
でも倒れたらかっこわるいし、一緒にいる部下(女)じゃ支えられるわけないし……。
なんで必死にこらえてベンチに手をついて反省のポーズ。
必死に息を整えてなんとか復帰。
とりあえず休みながらセカンドウィンドが来るのを待ちつつ、目指す地点はあと0.1km。
立ち上がって歩きはじめる。
ここみないとここまで来た意味ないし……という損得勘定で動くあたりが自分らしいか?
で、目指した先にあったのは小さな神社。
というよりお社でした。
帰りは楽な女坂を選んで(それでも大変なんですが)下り、登山終了。
次の目的地へ。

次はこの吊橋を見るのが目的でした。
場所は道志村。渡ると揺れる。下を見ると高さは30mくらい?
流れる川の水は大変きれいで川底まで見えるほど。
……でも落ちたくない。
そんな感じにさせる川でした。
途中、道の駅で昼飯。
名物がおいてあるのが常で、ここもそれにもれずうどんとかありました。
でも材料に名産の「クレソン」が。
なにをとってもクレソン入り。
……微妙な名産では?
この道志村、最近は別荘地なんかも多く売り出されていて、田舎体験したい都会暮らしの方々が購入されるようですが、僕はいいです。
たまにドライブで来るくらいで丁度いいです。
僕には田舎暮らしは無理です。軟弱ものですから。
(生まれも育ちも茨城の田舎なんですが、中途半端な農村に育ったので文明はそれなりにあった)
帰りはドライブということで、山中湖まで足を伸ばして。

道中、富士山が見えるポイントで休憩。
逆光の中、富士山のシルエットが見えました。
あとは富士五湖道路にのって中央高速に抜けて東京へ。
途中、談合坂SAによるのは当たり前、八王子の共立女子大が見えてきて「あー。東京だ」と思うのもいつのものこと。
こうして取材の一日が終わる。
で、帰ってきて、足がさりげなく筋肉痛なのに悩む。
PR